先日の快晴の日も、あまりに空が素晴らしかったので
昼にひと息ついた合間に夫と外を散歩。
散歩というか家からほんの2,3分歩いたところなのですが
空氣が変わって、空が一氣に近くなるお氣に入りスポットがあります。
無色透明から飛び出した青い光と
♡が空にぽっかり。
その日の午後は、磨かれたばかりのクリソコラを触りました。
コーティングやスタビライズドの加工を施していない、無垢なクリソコラ。
原石によって非常に脆い、クリソコラのような硬度が低い石には
個人的には、強度を加える加工も大切なプロセスの1つだと考えていますが
できるだけ自然そのままに触れたい思いは常にあって
アリゾナからやってきたこの原石は
浸透したアゲートが天然スタビライズドになってくれて
無垢の姿のまま、破損も比較的少なく仕上げることができました。
ただアゲートとクリソコラ、それぞれ表に出ている箇所によって硬度が異なるので
均整のとれた形に整えるのになかなか苦戦。
そうこうしながら出来あがったクリソコラは
外の空とリンクして、眩しいくらいの発色で輝いていました。
雫、栗、四角に扇
両面カボションでお願いしたものもあり、姿いろいろでかわいらしい。
石も空も、あまりの壮大な美しさに圧倒されて
自分との距離を感じることもあったけど
色の本質である光の波長やエネルギーを受け取って
この美しい映像に変換して見せているのは、ほんとうは自分自身
視点が少し変わってからは、目の前の絶対的な存在に感動すると同時に
それを映し出す人間の感性というものはまるでギフトのようで
なんて豊かで神秘的なんだろうと、愛おしさを感じて仕方がないのです。
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